要望書 北総開発鉄道宛

平成13年6月11日

北総開発鉄道株式会社

社長 若 槻 治 彦 様

北総・公団鉄道運賃値下げを実現する会

会長  吉 田 治 男

 

要  望  書

 あじさいが美しく町を彩る季節となりました。

 貴社におかれましては千葉ニュータウンと都心を結ぶ唯一の鉄道会社として、自然災害にも強く大変安定した運行をされていることを利用者として感謝しております。また、経費削減や旅客誘致など並々ならぬ経営努力をされていること、更には今年4月から学期定期を導入されたことなどに対し心から敬意を表します。

 さて、私たちは平成11年から北総・公団線の運賃値下げを求めて運動を続けている住民団体です。一昨年末から昨年春にかけ運賃値下げを求める6万4千名の住民署名を添えて都市基盤整備公団、建設省、運輸省(当時)に陳情いたしました。

 高運賃の原因は経営努力の欠如に起因するものではなく、高金利時代に建設されたこの鉄道の償還金利が高いことと、ニュータウン事業の大幅な遅れにより利用者が少ないことに由来するものであることを承知し、それ故、貴社に対してではなく、鉄道行政を司る省庁や千葉ニュータウン事業に関わる都市公団、県などに陳情を続けてまいりました。ニュータウン事業の進展がはかどらないなか、収支改善のためには低金利の今こそ債務の借り換えが必要と考え各方面への運動を続けているところです。

 千葉ニュータウンに住む老若男女総てにとり北総・公団線の高運賃は悩みの種です。高運賃故のリストラ、就職難、そして学校選択の制限等が実際に起こっています。また、通学定期利用者を抱える家庭にとっては、他社に比べ3〜4倍も高い定期購入を余儀なくされ、家計は圧迫されています。20年前はともかく、いつになっても高運賃の是正がなされないことへのうっぷんが高まっていることは、わずか3ヶ月で6万4千名の署名が集まったことでも分かります。

 一方、成田新高速鉄道の事業化が現実的なものとなりつつあります。北総・公団線の成田延伸が実現すればニュータウン線の袋小路からの脱出や国際空港につながることによる千葉ニュータウンのイメージの向上、可能性の拡大をもたらすものと確信できます。また、そのことにより鉄道利用者の増加が予想され、運賃の値下げにつながるものと期待しているところです。

 しかし、その実現には少なくとも10年はかかります。現在のような景気低迷のおり、運賃の値下がりを実感できないままで10年間もの長い間ここに住み続け負担に耐えられるかどうかは疑問です。夢を抱いて千葉ニュータウンに移り住んだ人々が転出し始めており、住宅資産の目減りは県内でも著しい地域になっています。 

 そんな中、平成12年度決算において、貴社は鉄道創業以来初めて黒字を計上されました。これには、貴社の経営努力と相まって、鉄道公団債の償還借換による金利の軽減が大きく影響していることから、今後とも引き続き黒字を計上するものと予想されます。

 私たちは千葉ニュータウンの発展を心から願い、その中心を走る北総・公団線が利用しやすい鉄道となることを願っております。

 そこで、貴社の経営状況は巨額の累積赤字を抱え依然として厳しいことは重々承知しておりますが、関係者による追加支援もあり、今後は更に大きくなるであろう単年度の黒字の一部なりとも利用者へ還元していただきたく、以下の事柄をご検討くださるようお願い申し上げます。

 

要 望 事 項

1.現行の運賃を10%値下げすること。

2.通学定期割引率(約60%)を80%に引き上げること。

以上

 

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