2002年5月10日 意見交換 北総開発鉄道(株)小江取締役と

「北総・公団鉄道運賃値下げを実現する会」

2002年5月10日

北実会 岩田、倉持、柳田、吉田、横山
北総開発鉄道(株) 小江取締役+?

北実会 13年度の決算がまとまったのでは。黒字幅はどのくらいか。
小江 6月7日が取締役会議であり、その後に28日の株主総会に向け報告書を送付する予定なので、今はまだ公表できない。概要にどう表現するかまだ決定していない。学期定期のことは言及するが運賃問題には言及しない。
北実会 何とか言及してもらえないか。
小江 住民運動はやって悪いとは言わないが、通学定期割引率拡大をやるつもりはないので、言及できない。12年度決算を見て欲しい(とH13.7.2付けの官報からの12年度の貸借対照表を渡される)。この通り、債務超過が194億円あるので、運賃値下げはできない。
北実会 学期定期は利用されているのか。
小江 分からない。通学定期利用者が少子化で減っていることもあり、学期定期導入による収入減なのか把握できない。
北実会 北総開発鉄道(株)は国策会社ではないのか。公共性を持っているのならば、値下げできるはず。北総開発鉄道(株)に値下げをしようとする意志があるのかどうかが問題だ。
小江

公認会計士がもしもこの決算を見れば資本提供をしてくれる銀行はない、と言うだろう。そのぐらい大変な財政状況だ。大まかに言って、120〜130億円の収入に対し、ランニングコストが50〜60億円、元金と金利の返済で110億円かかる。
13年度は元金の一部を返済猶予して貰った。元金の返済猶予があれば、余裕がもて、あと3年待ってくれればH16年からはきちんと返せるようになる。
皆さんの力で債務放棄をして貰えるようになれば御の字なのだが。

北実会 第4次支援で元本償還は3年間猶予、償還期間10年間延長となっているのでは?国交省もそれでシミュレーションしているはず。
小江 13年度の支援はされたが、3年間猶予、償還期間10年延長までは明確ではない。入居戸数が予定通り出ない。損益計算上は黒字だが、もともとニュータウンは34万都市を想定したのに、実際は8万人しか人口が張り付いていない。8万人の都市にこれだけの本数電車を走らせている鉄道会社は他にはないはずだ。
北実会 千葉県が昨年11月に「通学定期の割引率引き上げを検討するよう」要望した。県としては思い切った要望と我々は捉えているが北総開発鉄道(株)はどの様に答えたのか。小江:千葉県は株主として、また県民の代表としてあのような行動を取った。それを実施して欲しいならば、もっとお金を出してほしい。書面では回答していないが、そう話した。
北実会 県があの申し入れをしたのは、10億900万円の大幅黒字という13年度中間決算が出て、割引率引き上げが可能と判断したからのはずだ。
小江 企業会計を知らない人の言うことだ。バランスシート、損益計算、キャッシュフローが問題なのだ。13年度実績では463戸しか入居実績がない。また、今までは都市公団が入居促進を担ってきたが、今後は見通しもついていない。
北実会 北総開発鉄道(株)の収支は金利が下がって大きく改善しているはず。値下げしようとする姿勢を見せて貰うことはできないのか。
国のニュータウン計画がバラ色過ぎたのは確かだし、北総開発鉄道(株)が困っているのは分かる。それでも、通学定期の割引率を実施してほしい。その結果、もし困った事態になれば県に訴えればよいのではないのか。
また、ニュータウン内の駅間を一駅ワンコイン方式にすることを提案したい。
小江 メチャクチャな提案だ。私たちは10枚分の料金で15枚綴りの回数券というすごい回数券を発売している。千葉ニュータウンの将来を心配している。子どもが親元に残らない、ニュータウンに残らない構造になっている。もっと子どもが親とスープの冷めない距離に住み続けるような施策で具体的なまちづくりを進めないと鉄道運賃は下がらない。竜ヶ崎ニュータウンのロードサイドビジネスはすごい。千葉ニュータウンは掘り割りで道路が走っているので駄目だ。
  黒字転換から5年を経過すれば法人税を約50%取られると聞く。黒字を利用者に還元せずに国に法人税を払うことになれば乗客の怒りを招くことになるのではないか。6年後に向けてこうする、と言うような値下げ計画を示して、千葉ニュータウン住民に将来への夢を見せてほしい。
小江 税金を払わないための計画など作ったら問題になる。
北実会 元金返済を10年間延長すれば、元金の返済額は40数億円、利子をあわせても60数億円となり、黒字幅から見れば通学定期の割引率アップはできるはず。県もそれを見据えて要望書を出したはずだ。
小江 入居の予定が減っていることが問題なのだ。具体的な、土地を原価で売りさばくような思い切った施策で入居促進計画がほしい。
北実会 成田新高速鉄道が通れば、利用者は大きく増えるはずだ。ただし、京成はスカイライナーを走らせても線路使用料を払わないそうだが。
小江 どうなるかはまだ決まっていないこと。
北実会 地元自治体も値下げを前提とすれば助成の意向はあると聞いている。
小江 通学定期割引率拡大に必要な4億5千万円全部を自治体が負担してくれるのならいいが、そうでなければ受け入れられない。毎年、支援が必要となる。
北実会 公団の事業計画が出たら値下げに踏み切るのか。
小江 できない。公団は公的機関としてもっと情報公開するべきだ。
北実会 返済計画はつくってあるのか。
小江 ある。返済期間を東葉高速と同様60年に伸ばしてほしい。
北実会 最後に聞きたいが、通学定期の値下げの見込みはあるのか、無いのか。
小江 見込みはない。4月の利用者は対前年比で減っている。他の大手はもっと下がってきているが、このような状況では値下げはできない。
北実会

時間がないようなので、要望書を提出したい。(別紙参照)

 

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