2002年9月26日 会見 北総開発鉄道(株)社長と

「北総・公団鉄道運賃値下げを実現する会」

2002年9月26日

北実会・北勉会 吉田、水野(本埜・北勉会)、横山
北総開発鉄道(株) 亀甲社長、小江取締役

北総開発鉄道(株)の社長が交代したので、運賃問題への取り組み、京成との関係などを聞いた。
以下は発言の要旨。

吉田 昨年11月に千葉県から「通学定期の割引率引き上げの要望」が出され、今年6月13日に「値下げは難しい」との回答を出されたが、その後に社長になられた亀甲社長の考えは回答と同じか。
亀甲 変わりようがない。累積債務が多額であり、債務超過の現在、利益が減る方向は考えられない。株主に対しても背任行為になる。乗客が増加して増収になれば話は別だが、そうでなければ値下げは考えられない。
吉田 運賃が他社に比べ2〜3倍高く、通学定期の方は割引率が低いために3〜4倍になっていることにはどう考えているのか。
亀甲 北実会が作成された他社との運賃比較表をみたことがあるが、比較する相手が不適当。創業が古く、債務のない会社の運賃と差があるのは当然。東葉高速なら比較の対象として良いのでは。公的負担は今からでも遅くなく、それによって高い運賃が安くできるはず。東京のシルバーパスは鉄道会社の負担でなく、都が肩代わりしている。20世紀にできた鉄道会社は北総開発鉄道と同様であるはずだ。鉄道会社は道路などと違い、すべて自前でやっているので金がかかる。
吉田 私たちの試算では、通学定期の割引率を20%アップするための費用は4.5億円であり、その費用に比べ北総は13年度の決算で22.5億円の黒字を計上した。通勤者は会社から費用が出るが、通学定期は家計に大きな負担があるので、是非値下げして欲しい。
亀甲 それは自治体の首長に言ってほしい。 現在の状況では到底値下げは無理。支援してもらって何とか経営が継続している。鉄道会社だって倒産する時代だ。
吉田 つぶれることなんて考えられない。資金繰りも試算してみたが、償還期間を10年延長すればうまくいくはず。県は償還期間の延長は確定していないと言っているが、国の方は認めている。
亀甲 今、北総は金融会社からの融資は頼めない状態。償還期間の延長は必ずしも良いことばかりではない。借金を早期に返したいと考えている。税効果会計を適用したのは、将来の収入を減らして 法人税を減らすようにしている。増資は過大資本になる。北総の収支改善は、営業状況が良くなったわけではなく、金利が下がったため。運転資金はどこからも借りられない。
横山 成田新高速鉄道運転に向け京成との合併はしないのか。
亀甲 債務がある限り合併はできない。
吉田 北総はここ2年ほど、財務構造が変わった、と見ている。日本の中でも超優良企業にカウントできる。鉄道事業法16条で運賃のあり方が書いてある。適正な利潤を超えた黒字額が計上されている。この法律に触れる可能性さえあるのではないか。30年経てば、債務超過は消えるし、50年で累積赤字も解消されるだろう。北総の高運賃が原因で住民は「いかに乗らないですませられるか、と考え」「通学生は自転車で北総以外の遠くの駅に向かうために 事故に巻き込まれ」「進学に逢わせて転居する人もいる」状況。それらが入居の阻害要因になっている。是正が必要。
水野 双方の話を聞いているとどこまで行っても平行線だ。お互いのためにどうしたら値下げができるのか、具体的な方策を見つけたい。具体策を提案してほしい。
亀甲 自治体の補助金の話しがあれば下げる検討はできる。先ほど、吉田さんは鉄道会社はつぶれないと言っていたが、それは間違い。資金繰り
ができなくなればつぶれる。
水野 また、話しをしましょう。

 
        記録文責:横山

 

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